AMラジオを作るまで、その2

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ループアンテナとバリコンを並列につないだ同調回路。ようやくAMラジオの全ての帯域を受信できた。教科書通りに繋げばなんてことなかった。

それにしてもループアンテナは計算通りにいかないのね。1辺の長さが0.66メートルでバリコン260pFとかだと20回巻きになる予定だったがうまくいかなかった。バリコンを最小限にしてNHK第一を受信。つまりはバリコン容量を増やす方向で回してもこれ以上なにも受信できないのだ。だってNHKより低い周波数帯域が存在しないのだから。

これらから分かったことは、アンテナ自体がコンデンサを持ってしまっているということだ。寄生容量とか浮遊容量というらしい。ケチって細いケーブルを使ったからだろうか?20巻きのアンテナを測定すると570pF、13Ωを持っている。アンテナを10回巻きほどに減少させたら、手元のバリコンでも全ての放送局をカバーできるようになった。

今回のシステムはアンテナのインダクタンスを利用した同調である。巻き数を減らせばインタクタンスも減り、コンデンサ側の容量をでかくしなければならない。しかしこれはQの特性が悪くなるようだ。つまり混信しやすいらしい。10回巻でもほとんど混信せず驚くほど立派なラジオになっているので大満足なのだが、アンテナのインダクタンスも減ってしまう事による弊害は頭に入れておいた方が良さそうだ。

さて、寄生容量というやつ。前回のギターピックアップにおけるシールドのコンデンサ化の話もまさに寄生容量と言うやつだ。そもそもコンデンサなんてものは簡単に数百pFなんてものは作り出せてしまう。下の写真はアルミ箔とアルミ箔の間をラップで挟んですり合わせてコンデンサを作り出している。自作バリアブルコンデンサを実演しているところだ。数百ピコならこの程度で作れてしまうということ。 f:id:araemonz:20190603221617j:plainf:id:araemonz:20190603221714j:plain